きったんの台所

主にゲームの話。絵も載せるかもしれません。

ローラーのおはなし

最近ガチマ本当に勝てないのと、ローラーの扱いは難しいという意見をちょくちょく見かけるので、自身のローラーでの立ち回りの振り返りも兼ねて、これからローラーを使ってみようっていう初心者の方に向けて適当な解説というか紹介を書きます。ウデマエは全ルールS+0~1が安定したりしなかったりです。雑魚。

言語化が下手なのでTwitterに投稿したswitchの録画のリンクを載せています。読むより見る方が分かりやすいかもしれません。

 

スプラローラーとは

ランク3で解放される一番基本的なローラー種(画像や動画で持っているのはヒーローモデルです)。以下スロラと略します。横振り、縦振り、コロコロの3種類の塗り・攻撃方法を持っています。

①横振り

f:id:kittan1309:20200913184516j:plain

塗り射程:ライン3.0

確1射程:ライン1.4

前方にインクをバシャッとぶちまける一番基本的な攻撃。1の時これしかなかったってマ?

出の速さとそれなりの塗り範囲から、ナワバリ等での塗りは主にこれを使います。ただし足元には塗りが発生しません。攻撃手段としても多用しますが、思ったより近くないと1発で敵をキルできなかったり、逆に近すぎるとすっぽぬけたりするので要練習。

射撃を押してからすぐジャンプを押すと通称「ジャンプ横振り」になります。ジャンプの方が早いと縦振りになるので注意。相手のエイムを多少ずらしたり、ジャンプしないと攻撃が届かない段差の上にいる敵に奇襲をかけたりと、用途は様々です。対面技術で詳しく。

②縦振り

f:id:kittan1309:20200913184546j:plain

塗り射程:ライン4.0

確1射程:ライン1.6

2で追加された攻撃。ジャンプ→射撃の順番で押すことで出ます。横振りより出が遅く横方向への広がりはないものの、縦方向への塗りが長く、相手を1発でキルできる範囲が伸びます。最低限のインクで細い塗りが欲しい時にも使います。横に比べて敵に当てるときにより正確なエイムが要求されるので、横以上に要練習。縦が当たる日はチョーシが良い日。逆に縦が当たらなかったり、縦なら倒せた敵にチキって横を振ってしまって負ける日はダメな日。

ジャンプ横振りと同じく、段差上への攻撃手段にもなります。より奥にいる敵にも届くので使えるようになると重宝します(リスキル祭りだぜ!)。対面技術で詳しく。

③コロコロ

ローラー部分をコロコロ転がして移動。横もしくは縦を振ってからそのまま射撃を押し続けることで押している間ずっとコロコロの状態になります。そこそこ幅が広く綺麗な塗りを発生させ、これも敵に1回当てると倒すことができます。

 

…とだけ書くととても強そうに見えますし実際初心者ナワバリ部屋の配信とか見てるとこれしか使ってないイカちゃんがたくさんいますが、塗り性能はともかく攻撃手段としてメインで使うほど強くはありません。

というのも、ローラーの強みは敵にバレないよう接近しor接近してきた・孤立した敵をそのキル性能で暗殺することであり、コロコロしかしていないと常に自分の位置を晒すことになるので、敵からすれば狙いやすい試し撃ち場のバルーンのようなものです。慣れるまでは封印したほうが良いです。対面技術で詳しく。

 

コロコロは置いておくとして、横と縦は状況に応じて適切に使い分けなければなりません。横だけ、縦だけのプレイングは2のローラーの強さを半減させると思ってください。

 

サブウェポン・スペシャルウェポン

サブ:カーリングボム(インク消費70%)

一直線に自インクを塗りながら進んでいき爆発するボム。壁や障害物にあたると入射角と同じ角度で反射して進みます。ホッケとかで投げると分からん殺ししやすい。投げる前にRを長押しすると溜め状態になり、長押しした時間によって爆発までの時間と進む距離、塗り範囲を調節することができます。

シューター族と比べてローラーは塗り→イカ移動が遅く苦手なので、機動力の大半をこのサブに依存しています。また、ガチマッチのA帯ぐらいになるとカーリングの塗りに沿って近づく(特にイカニンジャとの併用)敵を警戒するイカが増えるので、カーリングだけ流して敵を揺さぶったり、どの程度警戒してくる敵なのか観察する使い方も有効です。

インク効率アップ:サブのギアパワーを57表記で9積む(70%→63.2%)と、カーリングを流した後回復なしで4回までメインを振ることができる(63.2%+9%×4回=99.2%)ようになります。

※投げた後何も操作せずにいると爆発した時に小さくガッツポーズします。かわいいね。

 

スペシャル:スーパーチャクチ(必要塗りポイント170)

きたねえ花火だ。

発動とともに低空ジャンプし、着地時に広範囲の塗りと爆風ダメージを起こすスペシャル。高い位置から撃つとより爆風範囲が広がります。上昇しきってから着地前の一瞬は無敵ですが、それよりも前に100ダメージ以上を受ける(いわゆるチャクチ狩り)と発動できずにデスしてしまいます(ゲージ消費量が25%まで減少するのでまたすぐ使えるようにはなりますが…)。ウデマエの低いうちはそうそう狩られることはありませんが、注意は必要です。

着地すると爆風範囲内にあるボムと敵のバブルを消滅させることができ、またイカスフィアやナイスダマのアーマー、シェルターに対してもかなりのダメージを与えるもしくは剥がすことができます。(対SP用SP)(ハイパープレッサーを間一髪で回避したりもできなくはない)(もったいない)。

もちろんボムやバブル等の爆風でも無敵前に100ダメージ以上食らうと問答無用でリスポーンへ還されるので、相手のSPに合わせて使うかどうかは慎重に検討するべきですが、特にガチエリアにおいて、敵がボムピッチャーやバブルでエリアを奪ってくるのをポイントの安いチャクチで無駄にできると考えれば有用であることは間違いないので、選択肢として覚えておく方が良いです。

ガチホコバトルでは、スロラはメイン1発かカーリングを当てた後にチャクチを吐いてホコバリアを一瞬で割るという使い方があります。メインだけで割るのは少し時間がかかってしまうので、特に自陣近くまで攻め込まれて敵もまだ生存している時、これでバリアを割れば思わぬ人数有利につながることがあります。

また、スーパージャンプ中でも発動できるのが大きな特徴です。マップを開いて敵に囲まれていそうな味方に飛んでいき、マーカーにつられた敵をチャクチで一掃…というのは理想ですが、少なくとも着地前に狩られないので、チャクチの吐き方の一つとして覚えていた方が良いです。(ジャンプの頂点前発動と後発動2種類ありますが割愛)

スロラは振った後の硬直をチャクチでキャンセルしながら追撃することができます。横や縦で足りなくても爆風55ダメージで削り切れればグッド。

 

ローラーでの立ち回り

自インクの塗り状況への依存度が極端に高いので、基本的に有利時に強く劣勢時に弱いです。抑えは得意ですが、防衛は少し苦手、打開にいたってはスペシャルがチャクチなこともあってできることがあまりありません。味方との連携が不可欠です。

初動はカーリングを流して様子見したり、味方のカバーを意識しながら敵を前衛から順番に落としていきます。人数有利が作れたら少しずつ前線をあげていきます。ここで突っ込みすぎると後衛や復帰勢に1対2以上で殴られるので、味方と合わせて動きます。チャクチは適宜吐いて構いません。キル武器ではありますが、味方の行動によってはちゃんとホコを持ったりヤグラに乗ったりもしましょう。当たり前ですが。

人数不利になったらおとなしく下がるのが一番良いですが、塗りが残っていれば敵のクリアリングに引っかからないよう潜伏で移動しながら、オブジェクトに関与する敵だけを狙ってキルするのも良いです。敵の前線があがるスピードを遅らせることができます。その際、キルできてもできなくてもその後に取る行動を決めておきましょう。リスポーンへジャンプする(X→下→A)、カーリングで逃げる等です。調子に乗ってウロチョロしているとやられたサインで敵に見つかって死にます。

抑えの段階ではいかんなくスロラのキル性能を発揮して敵の心を折ってやりましょう。リス付近では次に書く段差下からの攻撃が刺さりやすいです(慣れないうちは無理は禁物です)。

対面での技術

キル性能が高いブキかつ短射程であり、シューターと違って1トリガーなので、確1射程を覚えることとそれを当てるための工夫が何よりも重要です。連射フレームも少し長め(横42F、縦56F)なので、相手によっては攻撃を一発外す=デスと思っていいです。ローラーに限りませんが、自分より射程の長いブキにそのブキの射程から勝負しても勝てるわけがありません。雷神ステップのようなものもできないので、いかに相手の不意をつくかが全てです。自分で言ってて耳が痛い。

 

①ジャンプ横振り

先ほども書きましたが横振りには2種類の出し方があり、使い分けが重要です。ジャンプ横振りの一番の用途は「段差上にいる敵への奇襲」です。縦振りでも可能ですが、際にいる相手であれば横で届くのでより当てやすいジャンプ横振りは必須スキルと言っても過言ではありません。

段差の絡まないジャンプ横振りは、相手のエイムずらしに有効とは書きましたが逆に言えば自分のエイムもずれるということなので注意が必要です。試し撃ちだけでなく実践でも練習して感覚をつかんでいきます。(ローラーって横振りでも結構エイムいるんやで)

 

②縦振り

これも段差上にいる敵への奇襲に有効です。意識したいのは「ローラーの縦振りの銃口は頭付近にあり、思ったより高い段差でも奥まで確1射程を通すことができる」ということです。散歩等で実際に振ってみるのがよいです。バッテラ、フジツボ、コンブ、Bバス、エンガワ(ホコ以外)等の敵陣リスポーン付近、アロワナの左通路奥の段差、モンガラの塀の上、ザトウ(特にヤグラ)の左・中央敵高台、アジフライの中央敵高台などなど、段差下からの奇襲が刺さりやすい場所はそれなりにあります。

↑2人目のジャンプ狩りの方はジャンプ横振りではおそらく1発で倒せないので、タイミングを合わせて縦を振っています。

 

①②の共通点としてジャンプが伴うので、敵インクに足を取られているとジャンプが低くなり、攻撃が届きにくくなることに注意です。必ず敵インクがない状態(自インクがあるとなおよし)で行うようにしてください。またオーバーフロッシャ―以外のスロッシャー類には段差上から曲射で迎撃されるので注意です。ボムコロで警戒してくる敵もちょいしんどめ。

 

③コロコロ

敵との対面におけるアクセントとしての使い方です。強くないと書きましたが、適切に使えば便利な場面は結構あります。

 

⑴至近距離で仕留め損ねた敵を少しだけコロコロして確殺する。

↑敵がとても近い時は横を振り直すよりコロコロのほうが倒しやすい場合があります(固執してはいけません)。

 

⑵敵と対面していて足場の塗りが悪い時に、縦や横を振りながらほんの少しだけコロコロを挟んで位置取りをずらす。

↑振った後スティックを120度ほど回転させて瞬間的に塗りを作り、一瞬のイカ移動を挟むことで敵のエイムをずらせる可能性があります。

 

⑶復帰してきた敵のジャンプマーカーもしくはジェットパック帰還をコロコロ状態で待ち構える(周囲に要注意)。

※場合によっては相打ちを取られたりそもそもスーパーチャクチを吐くためのジャンプである可能性もあるので、よく考えないと無駄死にになります。

 

⑷長射程の敵から逃げる際カーリングを流すほどのインクが残ってないときの咄嗟の移動手段。

※ある程度逃げられたらインクを回復したり潜伏したりしましょう。いつまでもコロコロしてたら距離詰められて終わりです(わざとおびき寄せて返り討ちにできるならそれも良いかもしれませんが、なおさら潜伏でいいです)。

 

⑸ヤグラダンス

みんな踊れ!

↑かなりうまくいった例ですが、カウントリードやカンモン突破したい時だけでも役に立つ場合は少なくありません。

 

 

苦手なブキ・サブ・スペシャ

スロラの射程内における偶発対面では、どんな相手でも最低相打ちにもっていける可能性はあります(もっていけるとは言ってない)が、それでも相手にいるだけでツラいものを列挙します。

ブキ

シェルター類

正面からの攻撃をガードしてくるので1発で倒すのが困難です。後ろに回り込むのが一番良いですが、それ以外には曲射を当てる方法があります。練習が必要ですが、上の方にエイムをむけて横を振ると傘を飛び越えて相手にインクが当たる可能性があります。

 

ブラスター類

直撃しなくても爆風と塗りで足元を取られるので大抵逃げ切れません。敵ブラスターの位置は常に把握しておく必要があります。

直撃射程の長いロングブラスター、Rブラスターエリートにはカーリングで距離を詰めて勝てるという人もいますが、引き撃ちされたら普通に爆風で死にます。クラブラは最低相打ちにできることもありますが、ネオはミサイルを持っているので厄介極まりないです。滅んでほしい。

 

その他擬似確を持ち射程も長めなデュアルスイーパー、プライムシューター、14式竹筒銃等の中衛ポジは個人的にとても苦手です(怨念の塊)。

サブ

ポイントセンサー・トラップ

所持ブキ:バレルスピナーリミックス、ハイドラントカスタム等

位置ばれしたくない時につけられると射程外までガン逃げするしかありません。とてもツラい。

 

トーピード

所持ブキ:おちばシューター、スパッタリークリア等

これも潜伏中に位置ばれする原因のひとつ。破壊できるけど至近距離から投げられると対応しにくいしとても厄介。

 

スペシャ

インクアーマー

所持ブキ:N-ZAP85、わかばシューター、スクイックリンα等

一発外し=デスになりやすいローラーにとって一発目を強引に受けてくるアーマーは切れるまで待つか遠くから縦振りでアーマーだけ剥がして撤退するかの2択を迫られるのできついです。ポイセンも持ってるスクイクは天敵。チャクチが溜まっていれば剥がして即チャクチでなんとかならなくもないですが…。

 

マルチミサイル

所持ブキ:クラッシュブラスターネオ、N-ZAP89、ヴァリアブルローラーフォイル等

位置ばれ(略)。メインも厄介なブキが多いので本当にしんどい。

 

まとめ

なんか色々書いたんですけど、ローラーに一番必要なのはよく言われるのが「冷静さ」です。攻め込まれて(カウントリードされて)焦る、というのもそうですが、優勢時につい調子に乗りがちなのが良くないのだと思います。連キル性能も高いですからどんどん敵を倒したくなりますが、本当にそのムーブが必要かどうか冷静に判断するスキルが何よりも大事なのかなと。縦振り・横振りの選択もこういう心理状態が如実に出るので、チョーシの良し悪しのひとつの基準にすると良いと思います。

俺も反省しよう。うん…。(そんなんやから万年S帯なんじゃ)

ただ、ローラー自体も相手の精神状態を揺さぶる・イラつかせる性質を持つブキなので、どんどん練習して敵を倒して相手の視野を狭めてやりましょう。使っていて楽しいブキなのは間違いないです。まずは横振り(ジャンプ横振り)を当てるところから。

 

 

ギアパワーについては気が向いたら書きますが、とりあえずイカ忍とイカ速積んどけ。終わり!閉廷!以上!おつかれさん!